ウィザードリィ外伝『戦闘の監獄』探索記録その10「テッドの迷宮」地下2階~地下3階

「地下1階」にて重要施設である「商店」を無事発見し、本格的な探索準備を整えた全員盗賊パーティー。ここからが「テッドの迷宮」攻略の本番である。

では、探索を開始する。

既に大方の探索を終えた「地下1階」を後にして、唯一の階段から未知なる「地下2階」へと下りてきた。

「地下1階」の商店「迷宮のよろずや」にて大人買いした「眠りの巻物」を使用することで、如何なる敵が出てこようとも鎧袖一触。この「テッドの迷宮」侵入直前に実行した経験値荒稼ぎによるレベルドーピングとの相乗効果により、戦闘に関しては何の問題も生じずに探索が進む。

また、同じく大量に買い付けた「方位の巻物」も、その有用性を遺憾なく発揮してくれている。

しかし好事魔多し。そう易々とは事が運ばないのが「ウィザードリィ」の真骨頂である。

壁のスイッチを操作した途端、オートマップが初期化された……だと!?

これまでに埋めてきたマップが燃え尽きたぜ……真っ白にな……

踏破済みのフロアマップが「白紙」に戻ってしまった。

事前に扉の警告メッセージ(この先のスイッチは押すな)は確認していたはずだが、よもや扉の内側に直接「転移」で放り込まれるとは。目の前に現れたスイッチを反射的に押してしまった。このマップ構造を考えた人物は今頃ほくそ笑んでいるに違いない。見事にしてやられた感が凄いが、過ぎたことを悔やんでも仕方あるまい。

そんな中、別の壁スイッチを発見。

このスイッチは操作すべきなのか? いいんだよな?

先程の「オートマップ初期化」の一件により、すっかり疑心暗鬼に陥っている。

無事に鉄格子を解錠し、封鎖されていた通路を先へと進めるようになった。

そして、何かの「石碑」を発見。警告を無視して触れると……

ゴブリンか?

確定グラフィックを見る前に倒してしまった。まあ良い。ゴブリン死すべし。

石碑に刻まれていた文言からすると、恐らくはこれで「魔法使い呪文Lv2」の封印が解かれ、使用可能になったということだろう。

ん? ……魔法使い呪文「レベル2」だと……?

いや誰も習得してへんやん! 何か意味あったんかこれ……

気を取り直して「地下2階」の攻略を続けよう。

これにて「地下2階」をほぼ踏破。北西エリアの下り階段から「地下3階」へと向かう。

「地下3階」では早々に「石碑」を発見した。「僧侶呪文Lv2」が封印されているらしいが、例によって当該レベルの呪文を覚えているパーティーメンバーは存在しない。が……見つけたからには封印を解除しておこう。

封印の守護者との戦闘に関しては、当然ながら楽勝である。

さて、現時点における「地下3階」の踏破済みマップを確認しておこう。

全部で九つのエリアに分かれていることが分かる。そして今し方、南西エリアにて「僧侶呪文Lv2」の封印は解除した。

ちなみに、次の階層へと下る階段は、南東エリアにて真っ先に発見済みである。

この迷宮構造で北西エリアがスタート地点であるならば、次階層へと続く下り階段は中央エリアを挟んで反対側の南東エリアに配置されているに決まっている。自分がこのマップをデザインした者であればそうする。それが「美しい」マップというものだ。

マップ制作者の美的感覚を信じた結果、特に苦労することもなく次の階層への道を見つけ出したというわけである。

ひとつ前の「地下2階」の探索結果を参考にするならば、呪文の封印さえ解いてしまえば、もはや他にすべきことは残されていないはず。このまま下の階層に進んでしまって問題ないのではなかろうか。まあ行き詰まったら戻ってくればいいのだ。

では、「地下4階」へと進もう。