【禁呪連発】「監獄都市の住人」ウィザードリィ外伝 五つの試練リプレイ 第9回【特A制圧】

「特A級監獄」におけるトレハンで、6人全員が最強攻撃呪文「ニュークリアブラスト」を習得した全員盗賊パーティ。苦難の連続だった地下監獄の探索行も、いよいよ終わりが見えてきた。

では、探索を開始する。

まず最初に、「懲罰房」ならびに「処刑場」でやり残した諸用を済ませておく。「転移」の呪文を唱えることが可能となった今では、地下監獄内の移動も楽なものである。そして、全ての用事が片付いた後、「特A級監獄」を統べる者達へと戦いを挑むのだ。

前哨戦で忍者軍団を一蹴し、扉の奥へと侵入する。

待ち受けるのが如何なる相手であろうとも、戦える準備は整っている。但し油断は禁物だ。

呪文「ニュークリアブラスト」を毎ターン6発も放てるという自信が慢心に変わる時、地下監獄の石床に倒れ伏すのはこちらになるだろう。単純な力押しで勝てるほど甘い相手では無い……と気を引き締めておくべきだ。

敵の呪文抵抗力が「50%」あれば、最強の攻撃呪文と言えども半分は無効化される計算だ。ましてや呪文抵抗「100%」の相手ならば、核撃の業火の中でも涼やかな笑みを浮かべ、ノーダメージで激烈な反撃へと転じてくるだろう。

忍び組の「御頭」に敬意を表し、一切の容赦無く、全力で相手をすることに決めた。即ち、戦闘中に奇跡を呼び起こす禁断の呪文「セブンスブーン」の全員詠唱である。ド派手に行くぜ(宇髄感)

初手で防御力を上げ(AC-10)、次に魔力を回復(全呪文使用回数「9回」)、さらには呪文の効果を上げ(敵の呪文抵抗無視)、ここまでの禁呪詠唱で失われたレベルを回復し、もう一度呪文の効果を上げ、再び魔力を回復する。

ただし、敵方にダメージを与える効果は無い。忍者軍団から痛烈な反撃を喰らい、エルフ盗賊が麻痺&毒、ホブ盗賊Aが首刎ね被弾で死亡。さて、ここからが本番だ。

呪文抵抗無視のニュークリアブラストで後続忍者の大半を焼き払い、セブンスブーンの「健康と復活」でエルフ盗賊&ホブ盗賊Aの治療と蘇生を完了。次のターン以降、生き残った残敵を核撃の追撃で殲滅しつつ、禁呪連発で失われたレベルを適宜回復する。

その後、意外にHPの高い「御頭」に手を焼くが、最後は渾身の核撃で引導を渡した。

「御頭」のクリティカル攻撃によって2人が命を落としたが、何とか勝利。なお、本戦闘におけるセブンスブーン乱発によるレベル低下の状況だが、最終的にはノーム盗賊のレベルが1つ下がっただけで済んだ。死者を出したものの、理想的な形に限りなく近い勝利であると言えよう。

ここで地上施設へと帰還し、死体収容所にて死亡した2名の復活を図る。ただし、監房で宿泊はしない。禁呪の奇跡で一時的に上限突破(最大9回)している呪文使用回数が、宿泊すると本来の上限値まで低下してしまうからだ。このまま不眠不休で「特A級監獄」へと引き返す。

次なる相手は、魔導家族を率いる「導師」である。

魔導師の集団が相手となれば、取るべき戦術は単純明快だ。集団攻撃呪文を喰らうよりも先に絶対魔法防御の結界を張る、もしくは殲滅するのだ。結界組はセブンスブーン×3、殲滅組はニュークリアブラスト×3で戦端を開く。

初手のセブンスブーンでは「魔法からの保護」を引き当てることはできなかった。次善の策として「魔力の回復」を選択する。核撃で後衛の魔導師の大半を焼滅させた後、禁呪2発目にも目当ての奇跡は含まれず。仕方無く「呪文の効果を上げる」を選択。さらに核撃を2発放った後、最後のセブンスブーンでも魔法防御の結界は出ない。

どれだけ運に見放されているのか。以前に看守室で謀殺したドワーフ盗賊の呪怨を疑う程のツキの無さだ。そして……最後に「導師」の呪文詠唱が完了し、最強攻撃呪文ニュークリアブラストが炸裂する。

この時点で残敵は「導師」のみ。お供の魔導師達はニュークリアブラスト3発の業火の中で灰燼に帰した。しかし、こちらの残りHPも「導師」による2発目の核撃を喰らえば全滅必至の水準まで低下している。次のターンの攻防が生死を分ける。瞬時に判断し、セブンスブーンの詠唱に全集中することを選択。先に魔法防御の結界を張ることができれば勝ち。その前に核撃を喰らえば負けだ。

1人目が失敗。2人目で「健康と復活」を引き当てる。これで核撃単発分のHP残量は確保できるはずだ。勝ち目が見えてきた。そして、次に待望の「魔法からの保護」の奇跡が顕現。直後、「導師」のニュークリアブラストが空しく炸裂する。紙一重の攻防だったが、これで勝利は確定した。

最後に行動順が回ってきたノーム盗賊のセブンスブーン詠唱は「吸い取られたレベルの回復」を選択。結果的に失ったレベルは彼の1レベルのみである。「御頭」戦に続き、貧乏くじを引くことになったノーム盗賊。最後尾の宿命か。素早さに劣る故か。

敵の呪文を無効化した以上、後は直接攻撃で倒せば良いだけだ。……が、超一流の魔導師に対するせめてもの情けとして、最大最強の呪文で止めを刺すことにする。

ギリギリの戦いであったが、結果的にはノーム盗賊のレベルが1つ失われただけの完全勝利である。では、引き続き次なる戦いに臨もう。相手は黒騎士団の「団長」だ。今回の反乱計画の首魁たる男である。

魔導師軍団を相手にした戦いとは異なり、集団攻撃呪文を恐れる必要は無い。ならば、まずは核撃六連で敵の頭数を減らし、残った相手に臨機応変に対応すれば良いだろう。

ニュークリアブラスト6連発の後、「団長」怒りの首刎ね&鎧破壊が炸裂。しかし、この時点で残った敵は彼のみである。

開幕ターンの攻防にて、敵が一撃必殺の戦闘力を秘めていることは分かった。さらに、そこそこの呪文抵抗力を備えていることも。ACの程度は不明だが、盗賊の貧弱な刃が通る相手とは思えない。ならば、セブンスブーンで呪文の力を強化し、呪文抵抗を無効化した上での核撃が取るべき戦術だろう。

「健康と復活」の奇跡を引き当て、ホブ盗賊Aの蘇生に成功。だが、呪文強化には失敗する。仕方が無い。確率を最大限まで引き上げるために、全員で禁呪詠唱だ。

今度は1人目で「呪文の効果を上げる」を顕現させた。

その後、「団長」の武器破壊&クリティカル攻撃が炸裂する。……が、呪文抵抗が失われた以上、後は核撃の連打で片が付くはずだ。核撃4発のダメージにも耐えてみせる「団長」。男の意地だろうか。しかし、最後に5発目のニュークリアブラストを喰らい、ついに「団長」は倒れ伏した。

こちらの被害は死者1名。そして、セブンスブーンの詠唱により人間盗賊のレベルが1つ下がった。

この度の「特A級監獄」ボス敵3連戦。数え切れぬ程の禁呪詠唱を行ったが、結果として失ったレベルは最小限の「3」のみ。上々の首尾であったと言えるだろう。

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